海の生き物   
  

ジャングルジムの鮮魚売場、買う人より怖い物見たさの見学者の方が多い
ここはJungle Jimsの鮮魚コーナーで
買える魚介類の紹介です。

日本でもおなじみの物から、
食べられるのか?
という物まで、
いろいろトライしてます。

(鮮度について...)

 

 


お刺身にすると甘エビの味。絶品!
New Mark 英名"Lobster"/日本名<ロブスター>。

 新鮮なシーフードがほとんど手に入らない中西部でほとんど唯一の例外がこのロブスターです。
 クローガーやマイヤー、さらにはウォールマートまで大きいスーパーならば大抵水槽にこのロブスターが飼ってあります。

 今回このロブスターを刺身で食べれると美味しいという情報を入手(元ネタ)。 さっそくジャングルジムで活きロブスターを買ってみました。  ここジャングルジムでは他のスーパーが1LBあたり$11〜$13でロブスターを売っているのに対し、$6.99という半額に近い値段なのです。

 とりあえず生きているロブスターは怖いので、寄生虫が心配なのでそのまま卸さないで一度冷凍庫へ。一晩冷凍してから冷蔵庫で解凍してから作業することにしよう。(さばき方)。  包丁よりもキッチンばさみで切っていく方が簡単。大きい爪にも身が入っているのでしっかりと取り出しましょう。

 生臭みや泥臭さは全くなく、味は伊勢エビのお刺身というよりも甘エビ。とろけるような食感と甘みがとっても美味しいです。  はっきり言って日本レベル。こんな美味しいものがアメリカのスーパーに売っていたとは不覚でした。

 ただ残念ながらお味噌汁はあんまり海老の旨みがでなくて、ちょっと泥臭かったです。多分表面をよく洗ってからボイルした方がいいかも。また挑戦してみます。

大きさ25cm程度
値段6.99ドル/lb
季節一年中
味の特徴淡泊でほのかな甘みととろける舌触りはまさに甘エビのそれ
うろこ無し
さばいた感想キッチンばさみを使うと簡単。これで固いロブスターのハサミも開ける。


日本の太刀魚と同じ味。美味!
英名"Ribbon Fish"/日本名<太刀魚>。

 よくジャングルジムで見かける"Ribbon Fish"ですが、今回珍しく新鮮なものが並んでいたので早速買ってみました。

 こちらのRibbon Fishは日本の太刀魚よりも大型でかつ顔が怖いです。 横にいたアメリカ人の子供達が"Dragon! Dragon!"って嬉しそうに指さしていました。 挙げ句の果てに太刀魚の顔の真似を友達同士でやってました。(笑)

 さて今回は半分は塩焼き用に取っておいて、後はHaru大好物の「太刀魚の揚げ浸し」にしていただきました。

 三枚に卸した太刀魚に小麦粉をまぶして、それをくるくる巻いて串で止めます。 これを160度の油でしっかり揚げた後、 串を抜いてから煮る料理です。 少々手がかかりますが、とっても美味しいですよ。  フライや甘酢漬け、みそ漬け、つみれやムニエルにしても美味しいですよね。

 味は日本の太刀魚と全く同じですし、内臓が少ないし、鱗もないので卸すのも難しくありません。
 少々小骨があるのが面倒くさいですが、鮮度さえよければ是非お薦めしたい魚です。

   お腹がたるんでないこと、銀色の皮膚がきれいなこと、身に張りがある点を中心にチェックしましょう。

太刀魚のレシピ

大きさ100cm程度
値段3.69ドル/lb
季節一年中
味の特徴淡泊で上品な味は日本の太刀魚と同じ
うろこ無し
さばいた感想内臓は簡単。背骨の裏の血合いをきれいに洗うことと、小骨をしっかり取ること。


熱帯魚のようにきれいなタイ。
新鮮だったんだけど、、、
英名"Spanish Flag Snapper"/日本名<スペイン鯛?>。

 Snapper <鯛>の種類は比較的ジャングルジムズでは鮮度がいい状態で手に入るお魚の一つですが、 今回の"Spanish Flag Snapper"は色は少し派手だけど新鮮だったので買ってみました。

 色が派手なのと、すこしヒレが長いのを除けば普通の鯛と同じで、さばき方も鯛のやり方で簡単にできます。 内臓も小さいし イヤな臭みも出ないので扱いやすい魚です。(ま、鯛の仲間なので皮をはがすのは一手間要りますが)

 今回は天ぷらにしてみましたが、感想は「まずくはないけど美味しくもない」でした。 日本で食べる鯛の身の旨みが抜けている感じで、 「鯛の出涸らし」みたいな悲しさでした。

 ただ最近思うのはアメリカで買える白身魚ってみーんな魚本来の旨みが薄いんですよね。  最初は冷凍や鮮度のせいかと思いましたが、そうでもなさそうです。 やっぱり泳いでる場所とか食べてる物が違うからかなぁ。

 青魚は日本と同じく美味しいんですけどね。(鮮度さえよければ)

大きさ25cm程度
値段5.99ドル/lb
季節2/8/2002に初めて見つけた。
味の特徴食感や見た目は鯛そのまま。 ただ味がない。
うろこ有り。 ビニール袋の中で取るか、お店のおにーさんに頼もう
さばいた感想 鯛と同じ。 皮をはがすのがすこし面倒なのも同じ。


カサゴだと思って買ってみたのだけど、、
英名"Mask Grouper"/日本名<ハタの一種>。

 この魚を店頭で見たとき、もしや「カサゴ」ではと期待しました。 カサゴは刺身、煮付け、唐揚げからブイヤベースまでどう調理しても 美味しい魚として有名です。カサゴの写真

 少し色が違ってグロテスクだし、Grouperってハタの仲間だよなぁなどと思いながらも、思い切って購入しましたが、結果は はずしました(涙)

 内臓は小さいし、鱗もないし、骨も太くないのでさばくのは簡単なのですが、内蔵からニオイがあのにせアナゴ にそっくりなんです。 で、高まる不安を押さえつつ煮魚にしたのですが、身が固くて食べられない。 正確に言うとゴムのような 弾力があり、身がちぎれずそして当然の事ながら味も旨みもは全くなし。
 やっぱ、ヤバイかなと思ったときは当たるもんですね。(涙)。

大きさ25cm程度
値段6.49ドル/lb
季節初めて見たけど、もう要らない!
味の特徴身がゴムのようで非常に食べにくい。旨みも脂もへったくれもない。
うろこ鱗はない。 だがだから何だというのだ!
さばいた感想 簡単。 内蔵の裏側の血にプールのカルキのようなニオイがする。


稀に売られている「かつお」。 キリッとした顔がりりしい。
英名"Bonito"/日本名<鰹>。

 カツオと言っても、一本釣りで取れるような大物ではなく、体長50センチ程度のミニ鰹。  とはいえ、家庭で扱うには少々大きい。 お店で頭は落としてもらった方が楽。

 ジャングルジムであまり見かけない鰹ですが、置いてある時はなかなか鮮度のよいものを扱っています。
 そのままでは身が生臭い為に、こちらではあまり人気がありません。 2.49ドル/lbで売っています。
 血の気の多い(?)魚なので、さばくとドクドクと赤い血が流れてきて、ちょっとドキドキします。

 お目当てのタタキは残念ながらもう一つでした。血抜きがされていなので少し苦いのと 鰹のうまみがあんまりしませんでした。
 そこで作ったのが「鰹の梅煮」。 醤油、酒、砂糖に梅干しを入れて10分程度煮るだけで、 簡単にできてしかもなかなか美味しい。作り方は

  1. 鰹をさっと湯通しする。
  2. ざるなどに上げて水切りをする。
  3. 煮汁(水 150g,酒 100g,砂糖 50g,醤油 100g,みりん 30g,梅干し 3個)で10分程度煮る。
これだけです。
大きさ50cm程度
値段2.49ドル/lb
季節2,3ヶ月に一度
味の特徴脂がのっていて美味しい。薬味たっぷりで生臭さが消える。
うろこ鱗はない。 皮をはがすのが少し面倒くさい。
さばいた感想 脂がのっていてすぐ包丁が切れなくなるのでよく研いでおくとよい。
あと深く小骨が入っている場合があるので、手で探りながら小骨を取る。


これも日本では高級魚の平目。煮物や唐揚げに最適。鮮度にかなりばらつきがある。
英名"Flounder"/日本名<ヒラメ>。

 本来ヒラメもカレイも"Flounder"なので、どちらとでも考えられるのですが、一応 「左ヒラメに右カレイ」の慣例にしたがってヒラメとしておきます。

 日本で高級魚と言えば「鯛」か「ヒラメ」と言うほどの人気の魚ですが、 ジャングルジムでは、結構お手軽な値段でいつも売っています。 ただ大抵状態が古くて、 とても買う気がおこらないことが多いのですが、今回は写真を見ての通り、ピチピチのヒラメが、売ってました。

 そもそもヒラメは他の魚に比べて、頭と内臓が小さいので、丸ごとの量り売りをしているジャングルジムの中では お買い得の魚ですよ。

 食べ方は刺身、昆布〆、煮付け、唐揚げ、天ぷらなどですが、Haru的には唐揚げ、しかもエンガワとか皮の唐揚げが美味しいです。
おろし方は5枚か、エンガワも含めて7枚にするので、すこし面倒くさいですが、一回やり方を覚えると簡単です。

ヒラメのさばき方

唐揚げは大根おろしにポン酢でいただくとさっぱりして美味しいですよ。骨や皮も唐揚げにすると 美味しく食べられます。 本当に捨てるところのない魚だなぁ。と実感します。

大きさ40cm程度
値段4.99ドル/lb
季節年中
味の特徴淡泊でおいしい。唐揚げが美味。
うろこあるけど、皮ごと剥くので取る必要はない。
さばいた感想普通の包丁で簡単にさばける。エンガワにそって切るのが少し大変。
でも小骨もなく、初めての人でも難しくないかも。


日本では高級魚の鰆。焼き物に最高。冬なら一夜干しも手軽に作れる。
英名"Spanish Mackerel"/日本名<鰆(さわら)>。

別名 "Spotted Makerel".

日本ではその上品な味わいから高級魚として珍重され、高級料理店の焼き魚など に使われています。甘口の白味噌に付け込んだ京都の 「西京漬」は有名ですよね。

でもここジャングルジムではこの高級魚サワラが安くで買えます。なにせイワシより安いんだから。

サバ科だけど、青魚臭くなく、淡泊で身が柔らかくておいしい。
どんな料理にも使えるけど、やはり美味しいのは「焼き物」。 西京焼き、塩焼き、照り焼きなどは定番。、くせがないので薄口の味付けでも美味しい。
また、シンシナティの寒い冬なら一夜干しも簡単にできる。

年中売っていて、値段もお手頃。そしてさばくのもすごく簡単。お薦めの魚。

鰆のレシピ

大きさ40cm程度
値段3.29ドル/lb
季節年中
味の特徴淡泊でおいしい。身が柔らかい。
うろこなし
さばいた感想普通の包丁で簡単にさばける。初めての人でも十分できる。小骨も少ない。


タイの一種。少々高いけど、やはりおいしい。
英名"Lane Snapper"/日本名<キシマタイ>。

タイの一種。鮮やかな桜色がキレイ。仲間にRed Snapper, Yellow Taleなどがあるがどれも ポンド当たり6ドルを超える高級魚。大きいのを一匹買うと平気で20ドル近くする。

刺身、マリネ、塩焼き、しゃぶしゃぶ、天ぷら、あら煮と何でもOK。新鮮なら刺身でもいけるけど、あまり美味しくない。 怖いならマリネにしたり、甘酢で〆てから、 手巻き寿司のネタに。もちろんアラは煮物や鍋に最適。捨てるところがほとんどない魚なので、高いけど料理しがいはある。

選び方は、身にハリがあって、目が曇っていないものが新鮮。お腹が大きいものには卵が入ってることも。

少々骨が硬いけど、小骨も少なくさばきやすい。皮を引く時は皮を下にして包丁で皮をすく感じでやるとうまくいく。 できるだけ包丁を研いでおこう。

鯛のレシピ

大きさ40cm程度
値段6.25ドル/lb
季節年中、でも旬は春
味の特徴日本と同じ。おいしい。
うろこあり
さばいた感想お腹側から肋骨を切っておくと三枚おろしが楽。頭を落とすのが大変ならお店でやってもらっても。
刺身にするなら皮を引く。


さばきやすく、いつも手に入るサバ。鮮度が大事
英名"Boston Mackerel"/日本名<さば>。

さばきやすく、いつもジャングルジムに売っている。 少し青魚臭いくせがある。 しめさば、竜田揚げ、塩焼き、味噌煮、梅干しと一緒に煮付けても美味しい。
値段はお手頃なのだが、鮮度と寄生虫には充分気をつける。水曜日か金曜日の朝を狙っていくとよい。 内臓が取ってあるもの、目が血で赤いもの、おなかが妙に膨れててぶよぶよしてるものはパス。
下ごしらえが済んだら一晩冷凍した方が良い。これで寄生虫を殺すことができる。

サバのレシピ

大きさ40cm程度
値段2.35ドル/lb
季節年中
味の特徴日本のサバほどは脂がのっていない。
うろこなし
さばいた感想普通の三枚おろしで。普通の包丁でもできる。最後に皮をはがしてもよい。


冬場に多く出回る BlueFish. ブリの代わりに使える
英名"BLUE FISH"/日本名<むつ>。

さばきやすく、どんな料理にも向く。 照り焼き、塩焼き、鍋、フライ、甘酢あんかけ等々。 アラは「むつ大根」や鍋のだしに最適。
値段はお手頃なのだが、結構大きいので一匹の値段は結構高くなる。でもそれだけの価値あり。身の色が新鮮でも茶色っぽくて、あんまり美味しそうに 見えないのが難点。 うろこはゴミ捨て用のビニールの中で落とすとよい。皮は特にむかなくても食べられる。

むつのレシピ

大きさ70cm〜1m/1.5kg〜3kg
値段2.5ドル/lb
季節主に冬
味の特徴脂がのっていて、あまり魚臭くない。くせのない味
うろこあり
さばいた感想うろこ取りが大変。小骨は少ないので楽。
アラは鍋に最適だが、背骨、兜はかなり硬い


あまりの新鮮さにとうとう刺身で食べてしまった。フライや塩焼きでも美味しい
英名"BLUE RUNNER"/日本名<ひらあじ>。

辞書にも載っていない魚だけど、まず間違いなく「あじ」。日本の物よりやや大きめで少し黄色がかっている。あまりの新鮮さに 最後の一線を越えて、刺身で食べてしまった。 生姜醤油で食べると美味しい。(良い子は真似をしないでね)。
とはいえ、理由は分からないけど、仮に新鮮でも刺身はあまり美味しくない。これはこちらの日本料理店で食べてもそうなんだけど、 何か魚の持っているうまみがあまりない。 どうしてだろう?

 無理に生で食べなくても、あじフライ、塩焼き、つみれ、ムニエル、南蛮漬けなどなどお好みで。
 値段も2.36ドルとお手頃。金曜日の早朝を狙って買いに行こう。ぜいごを落としてから3枚におろす。皮をはがして、小骨を取る。 鮮度はエラを見て、血でにじんでなくて、どす黒くないものを買おう。

あじのレシピ 1 あじのレシピ2

大きさ30cm〜40cm/500g
値段2.36ドル/lb
季節4月に発見
味の特徴日本のあじと全く同じ味
うろこあり。ただし皮をむくのでうろこ取りは不要
さばいた感想あじの3枚おろしの要領で。
すこしぜいごが大きくて取りにくいかも


寂しそうなつぶらな瞳、さばくの大変だし、独特の臭いがする
英名"SALT WATER SHEEPHEAD"/日本名<不明:鯛の仲間か?>。

辞書には載っていない魚で、イシダイようにも見えるけど、よくわからない。厚い鱗と堅い骨を持つ この魚はおろすのが大変。しかも食べれるところが少ないので、あまりお得な買い物ではないかも。
 身にプールのカルキ臭い独特の臭いがあり(これはニセEelと似ている)刺身では臭くて食べられない。

 ただ一度熱を通すと嘘のようにこの臭いが消えて、鯛の美味しさが味わえる。 一度別の鍋でさっとお湯に潜らすとよい。 そのまま鍋に入れるとどうしてもニオイが汁に移ってしまう。
 煮付けにするなら梅干しか生姜を利かせて煮付けると美味しい。

値段は2.79ドルだが、食べれるところが少ない意味では少し高い。うろこは硬くて取りにくいのでお店で取ってもらっても いい。鍋にするなら、ぶつ切りにしてもらうのもいい。出刃包丁がないと家ではぶつ切りは難しい。

鯛のレシピ

大きさ40cm/1.2kg
値段2.79ドル/lb
季節時々見つける
味の特徴淡泊でうまみがある
うろこあり。とても硬い。これを取らないと皮もむけない
さばいた感想鱗取り、頭を落とす、肋骨を切る、皮をむく、それぞれに手間がかかる。包丁は良く研いでおく。
皮は身を上にして、皮と身の間に包丁を入れてこそぐようにはがす。


Jack Crevale. さばくのが大変で使い道も少ない。血抜きさえしてあれば、、
英名"Jack Crevale"
/日本名<かんぱち>。

さばきにくく、調理法も少ない。 理由は脂がのっていないことと、血なまぐさいこと。 血抜きをして〆てあれば刺身やたたきにもできるのだが、新鮮なのに血臭くて、生では食べられない。
 アメリカで活き〆を期待する方が間違いかもしれない。 
比較的相性が良いのは煮付け。ザラメ、薄口醤油、酒にショウガで そこそこ美味しい煮付けができあがる。
さばくのがかなり大変。うろこもあり、小骨が堅く、皮も剥きにくい。

大きさ50cm/1.2kg
値段2.7ドル/lb
季節3月、4月頃
味の特徴脂がのってなくて、血生臭い
うろこあり
さばいた感想何もかも大変。さばくなら出刃包丁を使うこと。


顔が人間みたいで怖い、さばくの大変で食べるところは少ない
英名"SPADE"/日本名<マンジュウダイ>。

マンジュウダイって聞いたこともない魚らしい。形がスペードだからSpade. 相変わらずこの国のやる気のない ネーミングには脱帽だが、確かにさばくのが大変な割に味は普通って感じがする。

おろした感じはSALT WATER SHEEPHEADに近く、骨が太く、鱗が厚く、肋骨も太い。
すなわち食べる身がすくない。それでいて身は鯛と言うよりカレイに近い感じ。3枚におろすとあまりに、 身が薄くなるので、ぶつ切りにして煮付けで食べた。
出刃包丁がないと家ではぶつ切りは難しい。

たまたま入っていた卵はさっそく鯛の子の酒蒸しで戴きました。これは美味しかった。

大きさ30cm/1.2kg
値段2.79ドル/lb
季節6月に発見
味の特徴淡泊な白身の魚、鯛というよりカレイに近い
うろこあり。とても硬い。
さばいた感想肋骨がまず切れないから三枚にはおろしにくい。お腹に大きい石のような骨があるのでお腹側から開くのも大変。 ぶつ切りで鍋か煮付けで。でもSalt Water Sheepheadの方が同じ値段で美味しい。


もはや魚の域を超えたまずさ。これは一体?。
英名"Eel"
/日本名「アナゴかウナギかウツボ」

内蔵や骨の入り方が普通の魚と違い、どうさばいていいのかわからない。全体に細かい小骨があり、皮はゴムのように固い。 身にプールのカルキのような独特の臭いがあり、火を通すと、更に臭いがます。

 ショウガ入りの熱湯で茹でて、骨切りをして、 梅干しで煮るという最後の手段でも臭いが消えそうにないので、さすがに全部食べずに捨てた。はたしてこれはホントに食用になるのだろうか? 一度も他の人が買うのを見たことがない。深海魚かも知れない。

大きさ80cm/1.3kg
値段2.3ドル/lb
季節一年中出回っている
味の特徴食べておりません。多分、超まずい
うろこなし
さばいた感想内臓が肩身の方にも入っている。皮がゴムのようでなかなか切れない。骨も変に入っていて、2枚にはおろせない 4枚でなら可。


なぜ、シンシナティにモンゴウイカが? しかも下ごしらえ済みの状態で..
英名"Cuttlefish"/日本名<モンゴウイカ>。

 いつもはジャングルジムで新しい魚類に手を出すときは結構、勇気がいるのだけれども、今回は即ゲットしました。 というのも、Haruが大好きなモンゴウイカが売ってあったからです。

 イカには大きく分けて2種類あります。  美味しいけど、値段も高いコウイカ (英名: Cuttlefish)と 安くてお手軽なツツイカ (英名: Squid)がそうです。 もちろんモンゴウイカはコウイカ科です。

 日本にいる時、いつも一パイ500円のモンゴウイカを見送りながら、5ハイで200円のスルメイカを買ったことを 今更ながら思い出しますが、さすがはアメリカ。 なんとモンゴウイカの方が安く設定してありました。1LB=$3.29です。

 さっそくゲソとエンペラをフリッターにしましたけど、めちゃめちゃ美味しかったです。永成で買ってる冷凍イカしか 日頃食べていないHaruには幸せすぎました。
 ちなみにフリッターのレシピは Kolis Inn Restaurant" で作ってみました。

 このモンゴウイカ、何とかしてJungle Jimsの定期入荷にしてくれないかなぁ。
それにしても久しぶりにJungle Jimsでまともなシーフードに当たったなぁ。

大きさ30cm程度
値段3.29ドル/lb
季節4/13/2002に初めて見つけた。
味の特徴身に厚みがあり、柔らかいのにコリコリした食感。
うろこなし。 皮もなぜか既に取ってありました。
さばいた感想 切るだけ。 吸盤と固い口だけはちゃんと取りましょう。


ジャングルジムが最近力を入れてる水槽物に生きたカニ登場。
英名"Jonah Crab"/日本名<マンジュウガニ>。

 例によって、英和辞典にもカニの学名辞典にも載ってない"Jonah Crab"だけど、姿、形、味から河口近くの海や干潟の 近くに住んでいるマンジュウガニだろうと思う。(間違ってたら教えてください。)

 このカニ、かなり値段が高いのと以前ウニで経験した「アメリカの殻物のシーフードは泥臭い」という思いがよぎって、 結構迷ったんだけど、カニ鍋の魅力に負けて購入

 もともと全てが量り売りのジャングルジムでは目方のある甲殻類は、 かなり割高で、2杯で2000円もしてしまった。

 生きてる為とうぜん暴れるので、沸騰したお湯で、さっとゆでてから、包丁でぶつ切りにする。 殻は思ったほど 固くないけど、さすがに爪は固かった。 2匹目は茹でずに蒸してみたら、こちらの方が柔らかく美味しくなった。

 味はやはり心配したとおり、すこし泥臭くて、特に味噌の部分はつらい。
 身の部分は結構イケるけど、 少しカニの風味が日本の物に比べると弱い。 でもカニはやっぱりカニ。 やはり身は美味しいです。 でも「タラバ」みたいな 大きなカニじゃないので、食べるのは大変。 そのもどかしさがカニの魅力なのかも知れないけど、俺はちょっとパス。

カニは日本まで我慢しようという結論に達しました。

 だって高いんだもん。東京食品でカニの缶詰買った方が美味しくて楽かも。

大きさ25cm程度
値段6.99ドル。 カニはどこでも高いなぁ
季節2001年秋に初出
味の特徴カニの味+少し泥臭い。
うろこなし
さばいた感想さっと湯がいてぶつ切りにしました。


アメリカでいわゆる「悪魔の生き物」と呼ばれるタコ。 美味しいのにねぇ。
英名"Octopus"/日本名<タコ>。

 冷凍のタコは年中売っているのだが、生ダコはなかなか見ない。月に一回お店に並ぶかどうか という頻度。
 店頭に並んでいると、アメリカ人が「げー、タコ売ってる。」なんていいながら眺めてる。 この中でタコを買うのは少し勇気がいるかも。

 こちらのタコはもちろん海から上がったままなのでそのままでは臭みがすごいので、下ごしらえが必ず必要になる。

  1. 大根おろしの中でゴシゴシとヌメリを取った後、塩を入れたお湯で10分程度茹でる。
  2. これ冷ましてから冷凍するとヌメリが凍結するのでこれをブラシやペーパータオルなどでこすり落とす。
 食べ方は、刺身、マリネ、唐揚げ、そしてたこ焼きなどお好みで。
 やわらか煮の場合は、大根おろしでヌメリを取った後、30分炭酸飲料水(今回はダイエットペプシ使用)で茹でてから一度洗い、新しく煮汁で煮ると美味しくできます。

 あと「ゆでだこ」は冷凍で結構もつので、細切れにして冷凍しておくとチャーハンの具などにも重宝します。

タコのレシピ

大きさ40cm程度
値段6.59ドル。 捨てるとこがないので結構お得
季節年中、ただし月に一度程度の入荷
味の特徴みなさんご存じの味。
うろこなし
さばいた感想下ごしらえをしっかりやらないと生臭い味が残ってしまいます。


アメリカで殻付きの生ウニが手にはいるとは、、
英名"Sea Urchin"
/日本名<ウニ>。

一度だけ見つけたウニ。しかも生きていた。ずいぶん悩んだ結果、二つ購入。 殻が緑なのは食べてる海草が昆布など黒い海草ではなくて、藻など緑系を食べてるせいだろう。 泥を吐かせようと思って塩水に浸けたのだがこれが失敗。水道のカルキで一発で死んでしまった。仕方がないので、殻を割って 卵を取り出す。案の定、どぶ川のようなヘドロの臭いがする。きつめの塩水で身を洗うと、随分ましになる。こわごわと生で一口。 ウニの甘みが広がる。でもやっぱり生は怖いので、後は酒蒸しに。 最初の臭さも抜け、美味しく食べられた。 また売ってないかな?

大きさ8cm/150g
値段一個60セント/lb
季節2000年12月14日に発見
味の特徴ウニの香りがする。少し泥臭い
うろこなし
さばいた感想割るだけ。卵は濃い塩水で洗う。


値段も立派だが味も立派。カラッと揚げて。
英名"Soft Shell Crab"/日本名<上海蟹?>。

滅多にジャングルジムに登場しない商品。活きたまま売られているが、一匹4ドルもする。
東海岸で捕れる"Blue Crab"の脱皮直後のものをこう呼ぶらしい。6月が旬。
殻が柔らかいので、油で揚げると、すべて食べることができる。身は上品であまく、殻は蟹の香りをいっぱいに含んだ、センベイのように なる。調理法は170℃の油に入れるだけ。また小麦粉や、スパイスをまぶしてあげてもGood。見かけたら買ってみる価値あり。

うさこさんのHP Cooking in AmericaFish->カニの話を参考にさせていただきました。

大きさ20cm
値段一杯3.99ドル
季節2001年6月8日に発見
味の特徴蟹の味がたっぷり+ほのかな塩味
うろこなし
さばいた感想さばいてません。油で揚げるだけ。ただ活きたカニは水気を含むので油が豪快にはねる。やけどに注意。


ジャングルジムで年中売られているカニ。食べるところが少ない。
英名"Blue Crab"/日本名<ガザミ蟹>。

こちらは"Soft Shell Crab"と違って、年中手に入る。殻は固く、身はそんなに入っていない。
ぶつ切りにして鍋にぶち込む方が良いかも知れない。もしかしたら冬は身がもう少し入っているかも知れない。 韓国の人はこれで、辛いキムチを作ると聞いたけれども、とりあえずHaruには調理法が思いつきません。

 

大きさ20cm
値段4.49ドル/lb
季節2001年6月8日に発見
味の特徴身も風味も乏しい。
うろこなし
さばいた感想揚げただけ


*** 鮮度について ***

  • ジャングルジムに限らずアメリカでは野菜と同じように鮮魚にも定期的にスプリンクラーをまきます。この為見た目はみずみずしいけれども、 鮮度は落ちているという場合が多々あります。

  • また日本では絶対売らないような腐れ出した物も平気で売っています。時々イヤな臭いが他の売場まで広がっていることもあります。(特に火曜日)

  • ジャングルジムの魚の入荷日は通常、火曜と木曜の夜です。と言うわけで水曜日と金曜日の朝が一番新鮮な魚が並んでいます。

     Haruもこの日以外はまず買いません。できれば午前中に買う方がいいと思う。 その日の夕方には、いいものはもうあまり残っていないことが多いしね。

  • 以前は透明ケースのカバーがされていたのですが(多分子供が面白半分に触れなくするため)、不評だったのか最近またカバーが無くなりました。
     その代わり使い捨てのビニール手袋が近くに準備されています。 魚を触りたい人はこれをつけてどうぞ エラのチェックを是非しましょう。
cblogo1_main [シンシナティ的晩餐]