ロス市内からI-405でもI-110でも南下して行ける。I-405経由なら203号線で降りて北上、
数分で右手に日本語だらけの小さいモールが見える。その中ケーキ屋の隣。
I-110経由ならI-405西に乗って203号線で降りるのがわかりやすい。駐車場はモールの中にある。
明るく広々とした店内に、寿司カウンターがどーんとある。周りは座敷とテーブル席。寿司職人は日本人が3人、
他に4人ほど日本人スタッフがいる。周りにトヨタ、ホンダがある関係もあるだろうけど、日本人のお客さんが多い。
寿司はさすがに美味しい。シャリに味がしっかり付いていてふわっと握られている。口の中でほろほろと「とける」感じ。
ネタの中ではカンパチ、ヒラメは絶品。他のネタも平均以上。
単品で食べた「カニと鮭と白身の焼きマヨネーズ巻き」がとても美味しかった。それぞれの素材をざっくり練り上げた上に
自家製マヨネーズをのせて、ガスバーナーで焼いた物を軍艦巻きにしてある。すこし焦げたマヨネーズに海苔の香ばしさ、
カニ、鮭、白身のおいしさが混然となって、口の中が幸せになった。
これだけの美味しい寿司&肴を出せる店なのに、その他の料理との差が大きい。
先付けの鳥のネギ和えは、ネギがアメリカのスーパーで売っている普通のネギで、エグみがきつくてとても食べきれなかった。
寿司の後に出てきた「アサリの白味噌汁」は薄めに薄めて作ったダシにまったく味のなくなったアサリが入っていて、白いお湯みたいだった。
あと注文したものがそのまま出てこなかったのには驚いた。代わりに他のが来て「これも美味しいですよ」。ってのが2度ほど。誰もお薦め聞いていないぞ。
うがった見方をすれば、美味しい寿司ネタは常連以外は、一回限りみたいな感じ。 だって盛んに薦めてきた寿司に限って、今ひとつだったし。
なんかコミュニケーションに問題を感じるぞ。カウンターのアメリカ人のお客さんの問いかけにもまともに答えてない。英語の問題というより、
お客さんとちゃんと会話する気がない風に感じられた。お寿司が美味しいのに残念。
Yashima
の寿司職人さんがもくもくと働きながらも、時々きちんと英語で相手しているのと対照的。
一人40〜60ドルぐらい。値段はやや高めだけど、寿司のレベルを考えると妥当な線かな。