50年の歴史を持つMaisonetteはおそらくシンシナティで一番有名なレストランだ。レストランとホテルの格付けサイトMOBILによると全米でわずか14店しかない5つ星のお店で、
しかもその5つ星を37年連続で守り続けているスゴイお店だ。 もちろんBest of Cincinattiの常連店でもある。
シンシナティに3年間住んでいたHaruが一度は行きたいと思っていたのがこのお店なのだ。
2階建てのお店の二階はVIPルームとパーティルーム、一階にテーブル席とランデブー席、バーカウンターが並んでいる。 クラッシックな内装の店内にはアンティークで高級な椅子とテーブルがさりげなく使われている。
このお店でまず有名なのはお店の雰囲気と行き届いたサービスだ。 親切で気さく、それでいて上品なスタッフのサービスはとても気持ちがいい。
最高級店だけあってVIPクラスのお客さんが多いし、若いカップルもちゃんとドレスアップしてやって来ている。
まずは前菜の Symphony of Mais Appetize($22)、蟹肉のパイ生地包み、テリーヌ、フォアグラ、チーズ、キャビアなど豪華前菜の盛り合わせ。特にテリーヌとフォアグラはワインとの相性がよくて美味しい。
ワインはオレゴン州産の白ワイン ELK GROVE PINOT GRIS($8.75), ワシントン州産のシャルドネ(赤) CHAT. ST. MICHELLE($12.5)はどちらも普通レベル。
この価格帯のグラスワインならPrecinctやJog'sの方がレベルは高いような気がする。
ここのスープ Cauliflower Soup($24)はカリフラワーを使ったスープ。 一見ポタージュスープのようだが、複雑で濃厚な味がでとても美味しい。
ただずっと食べつづけると塩味が少しキツイ。
メインのBrest Duck($37)はカリッと揚げたダックと、赤ワインでしっかり煮込んだダックのコンビネーション。サクサクと揚がったダックの風味が美味しい。
煮込みの方は濃厚なソースがちとキツイけど、付け合わせの野菜とマッシュルームを一緒に食べるといいバランス。 ただSea bass($35)はいまいち。魚は新鮮だけど大味で苦いし感触もゴムみたいだ。
Jag'sの方が遥かに美味しいです。
値段はかなり高い割にワインやシーフードがあまりパッとしないことと、味付けが濃厚で疲れることを考えると、Haru的には★★★。 でも一度は高いお金を払ってでも、このお店の雰囲気とサービスを楽しむのいいかも知れない。