Giuseppe'sはレキシントンで一番賑やかなファイエットモールから南にしばらく行った場所にある。ニコラスビル通りからまるで田舎の林道のような脇道に入ると Giuseppe'sが右手にすぐ見えてくる。
何度も Best of Lexingtonを受賞しているこのイタリアンのお店は地元の人に圧倒的な人気を誇り、週末は予約しておかないとかなり待たされることになる。
店内は正面がバーカウンター、左手が禁煙のダイニングルームで15卓ほどのテーブルが置いてある。バーカウンター奥の右手にも6卓ほどのテーブルがある。バーカウンターは喫煙可なので、タバコが苦手な人は左側の席を予約する方が無難。
逆に、タバコが気にならないような人は週末ならバーカウンター近くがお薦め。ジャズの生演奏が金曜と土曜の晩に楽しめるからだ。
日替わりスープは シーフードビスク($4.25)。クラムチャウダーに生クリームと胡椒が入った感じでどこがビスク?って気もするけど食べやすい。
Portobello Bresciole($8.50)[写真左]はポルタベッロを生ハムで巻いてグリルにしたものにバルサミコソースでついてくる。
それぞれの食材はいいのだけれど、生ハムに火が通り過ぎていて固く、せっかくのポルタベッロの食感が楽しめなかった。 お行儀悪いけどバラして食べた方が美味しい。ソースはHaruには少し甘め。
Veal Marsala($19.75)は日本の昔の洋食みたいな味がする牛肉の赤ワイン炒めで、パスタの上に乗っかっている。アメリカにしては塩味がしっかりと効いているしパスタも茹ですぎていなくて美味しかった。
一緒に頼んだ赤ワインともいい相性だ。
全体的にここの味付けは塩味がしっかり効いていて日本人には食べやすいかも。 フィットチーネのクリームソースパスタ Fett Alfredo ($16.75)も食べやすかった。でもさすがにチーズが多すぎだけど。
アメリカで人気のあるレストランなら必ず一つや二つはある名物デザートだが、ここではティラミス($5.50)がそれ。
アメリカのケーキとしては甘さ控えめで美味しいが(もちろん日本人的にはめちゃくちゃ甘いけど)、お好み焼きぐらいの大きさでとてもじゃないけど食べれない。ボリューム半分で値段半分にしてくれたらいいのになぁ。
お店の雰囲気もいいし、サービスも快適。 とびきり美味しいイタリアンというわけではないけれど、お手軽で素敵な外食を楽しむには良いお店もしれない。