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知らない人ばっかりで大丈夫かなぁ? ちゃんとその場所に着けるかなぁ。などといろいろと不安になる。
それに集合場所の公園もわかりやすいから心配しなくていいし。 入り口に大きいタンクがあるからすぐわかりますよ。
えーとこの辺のはずだよなぁ。そろそろ大きいタンクが見えてきてもいいはずなんだけどなぁ。 と思って、曲がり角を曲がった瞬間。
. . . . . . .
. タンクって、、戦車だったのね。 さすが軍事大国 アメリカ。 恐るべし
いくらアメリカとはいえ、ビジネスマンにとって、キチンとした髪型は当然のエチケット。 まして
Haruにとっては、採用を勝ち取るための大切な第一歩なのである。 確かに英語で髪型を注文するのはすごく大変なのだが、もはや 俺には何の不安もない。
髪型はどうするの? 担当のおばちゃん「ナンシー」が尋ねる。 ふっ。この瞬間を待っていたぜ。 渋い声で.... バリカン番号 No.4で頼むよ。
「え?」と少し驚いたナンシーの顔
ふっ、そうさ。 それで早いとこ頼むよ
慣れない手つきでバリカンを準備するナンシーを横目で見ながら余裕の俺。 おそらくナンシーはここの新顔なのだろう。ふっ...
本当にいいのね?
あまりにしつこく聞くので、ちょっと不安になるが、 俺としては、いまさら後には引けない。
Don't worry! Go!
その瞬間
吹っ切れたように
俺の知っているバリカン No.4は襟の周りをやさしくなで上げるものなのだが...
ナンシーのバリカンは 俺の右前髪から後頭部まで 一気に刈りあげていく!!
これはまさに 一列だけが凹んだ 逆モヒカン状態... ? ? ? ! この時、混乱した俺の頭脳は ある悲しすぎる結論 に達した。
そう バリカン番号4番ってのは、けっして
頭全体を切るモノでは ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
どうこんな感じでいいのよね?
珍しい客の注文をこなして、またはチップへの期待か、 その髪型はまるで高校球児 いやそんな爽やかなもんじゃなくて へたくそなナンシーカットは、 どっちかというと、
刑務所で服役中の
翌日、その髪型を見た会社の先輩が一言。
お前、本気でアメリカで転職する気ある?
仕事が終わると、同僚のSさんと一緒に小さなダウンタウンをウロウロした後に地元の飲み屋をのぞいてみた。 そこには既にほろ酔いでご機嫌になったドイツのオッサン達が楽しそうに飲んでいて、物珍しいアジアからの新顔に早速ちょっかいを出してきた。
日本だよ。 見かけない顔だけど、飲める口かい?
一口飲んでみるとかなりキツイ。アルコール度数43度のドイツ産ウオッカとのこと。 これを一気に飲み干すと、周りもやんやと盛り上がる。 更に何人かが寄って来て、差しつ差されつの飲みに突入することになった。 当然、集中攻撃を浴びるHaruだが(Sさんはビール一杯で天国に行ける幸せな人なので既に寝てた)、ここで怯んでは九州男児の名がすたるとばかりにグイグイと飲み進む。 このノリの良さが気に入ったのか? 飲みのボルテージがどんどん上がっていく。
そこへ常連らしきおねーちゃんがやって来て、
今日はこのHaruってヤツを囲んで盛り上がってるんだ。
こいつは今日会ったばかりだけど、
何しろ、俺たちゃ、昔からずーっと...
同盟国だしな。 うーん、そういうわけじゃ...
ジョー、イタリアに行くなら是非パスタとビザを食べておいでよ。 そう言って出かけて行ったジョーが2週間後に帰ってきた。 ジョー、本場のパスタとピザを満喫してきたかい?
どの店もピザは薄いし、 チーズが少なくて、全然お腹いっぱいにならないんだぜ。 それに。。 スパゲッティなんか固くて 中に芯が残ってるんだぜ。
やっぱりピザとパスタは
アメリカのが一番だよな。
ジョー、それは「アルデンテ」って言って、一番美味しい茹で方なんだよ。
日本語か?
そっか、どおりでシンシナティのオリーブガーデンでパスタを頼むときに アルデンテって言ってもウェイトレスのおねーさんは不思議そうな顔してたのか。 アメリカでアルデンテを食べる道は果てしなく遠い...続く。
そこには数台のパトカーがお店の前に無造作に停めてあり、警官が事情聴取や現場検証をしている。
銃社会 アメリカ
床屋を出て、隣の中華料理店を見るともうパトカーも警官も帰った後だった。
本日営業中
Y子さんも含めて数人のアジア系の生徒が招待された先生の家で、楽しいお茶会が始まった。 先生はかなりのアジア通らしく、アジアの料理や映画、旅行などの話で自然に盛り上がる。 やがて先生は...
と言ってみんなを2階へと連れて行く。その部屋はアジア風のインテリアでまとめられていて、壁には書道や仏像などがセンスよく飾ってある。
アジアのこと詳しいんじゃないですか? ふふっ、どうかしら と言いながらも彼女もまんざらでもなさそうだ。 最近は中国の漢詩なんかにも興味があるのよ。
と言って先生は部屋の赤いカーテンをサッと広げた。
このカーテンには
この中国の詩を見てるとなんだか、 . . . . . その時 一人の生徒が申し訳なさそうにこう言った。 .
先生、このカーテン
上下 逆です。
今年も盛大な花火を見ながら、冷えたビールを飲むのを楽しみにブルーアッシュに出かけた...はずなのだが突然のサンダーストームで花火は中止、びしょ濡れでホテルに逃げ帰る羽目になってしまった。おまけにホテルは停電で、そのせいで部屋にも入れない。 1時間ぐらいしてからようやく嵐は収まり、電気も回復。シャワーを浴びてようやく落ち着く。 ドッと疲れがでて......そのまま就寝。 . .
翌朝は昨日の嵐がウソのような
いい気分で車に荷物を運びだす。
本当にいい天気だなぁ。 昨日暴風雨の中を逃げまどったとは信じられない。 . . なんだか素敵な一日が始まる予感♥
. . . ? ? ? 人だかり? Haruの車の方だけど..
. . . . . . .
. . 全然 素敵じゃないよぉ ママン。(涙) ホテルの支配人に警察、そして消防署とクレーン車が来て、車が動けるようにするのに半日潰れました。
Haruはお風呂が好きである。いまさらHaruが力説するまでもなく、お風呂には疲労回復、ストレス解消、冷え性や乾燥肌にも効果があることは皆さんご存じの通り。 昨年、最低気温がマイナス20度を記録したシンシナティの冬を快適に過ごすにはもう、お風呂しかありません。肩までゆっくり浸かると、明日への活力が湧いてくるようです。
アメリカのバスタブは ってことを。 あれはあくまでもシャワーの水を受ける ・ ・ ・ ・ タライ 以外の何物でもないことを。
・ ・ ヘレンケラーの これではシンシナティの寒い冬は乗り切れません。
まず何より風呂が浅すぎる。 これじゃ ・ ・ アフリカで干ばつ時に
になった惨めな気分。 そこで人から教えてもらった小技が
上部排水溝のフタを回して上を向けると 確かにセコイ技だがこの4センチの差は大きい。結構お湯につかれるぞ。 しかしこの方法には問題がある。 お風呂のなかで動くとお湯が横からあふれてしまうことと、 これではお風呂にのんびりつかって身体ぽかぽか作戦に成功の見込みはない。
そこで作戦変更! お風呂で困っている在米日本人は少なくないはずだから と思ってネットで調べてみると確かにある。 これぞ 日本の心とアメリカの大自然がマッチした パーフェクトお風呂だが
写真みたいに外に置いたんじゃ裸で入れないぞ。 しかも値段が ・ ・ 15万円
15万円
15万円
これでは身体はぽかぽかになっても フトコロが冷え切ってしまう
深さは50センチもあるし、お湯がこぼれても外にバスタブがあるので大丈夫。 しかも2重底になるのでお湯が冷めにくい。 肩までお湯につかっていると 幸せいっぱい♥
これぞ 理想の 「 はるの湯 」
別名 . . . . . . . 家庭用大型収納ケース 15ドル こんなことしてる日本人はアメリカで俺だけだろうか?
先日シカゴで「食生活が体に与える深刻な問題について」の学術発表会が行われた。 この問題の研究者として世界的な第一人者のドクターホフマンによると、我々が普段食べている食品にはさまざまな潜在的危険があるらしい。 中華料理にたっぷり入っている味の素などの人工調味料。コーラなどの炭酸飲料に入っている人工甘味料、 赤身の肉や近海の魚などなど。 これらの食べ物は食べた時にはそうでなくても、じわじわと体をむしばんで、後の生活に深刻な影響が与えるものも少なくないらしい。 更に博士はこう言った。 後の生活に深刻な後遺症を残す食べ物が存在するのです。 それは...
その時、最前列に座っていた初老の紳士が立ち上がって発言した。 . . . . . . . . ウェディングケーキ!
なにせ料理といえば電子レンジかオーブンがほとんどというアメリカ料理を前提にしているので、非常に感度がよい。 魚なんて焼こうものなら、電子アラームの輪唱が始まったあげく、パトカーまでやってくる賑やかさである。 このため、スモークデテクターの電池を抜いてしまっている日本人家庭も珍しくはないのだが、それを会社のデーブに話すと、 それをやると火災保険がおりないよ。 万が一、火災が発生した場合、必ず現場検証でスモークデテクターが機能していたかどうかが調べられて、もし電池が入っていなければ、 その家の住人の過失となり火災保険がおりないのだそうだ。 うーん、それはマズイ。 でも料理の最中にパトカーが来るのもイヤだしと思い、キッチンペーパーで試しに覆ってみるが、これがまた見苦しい。
うーん、軽くて、オシャレで、万が一の火災の時はあっさり燃えちゃうみたいな と思って辺りを見渡すと意外な所にぴったりの品が。。 白い天井との相性もばっちり。 よもやこれが
日清焼きそばUFOの容器 とは誰も気付くまい。。
しかも賞味期限切れの。。
ある日、Haruがいつも働いている研究室の隣をふと覗いてみると、ちょっと変な場所があることに気が付いた。 部屋の中央に置かれたテーブルには、数台のコンピュータと実験機器らしき物が置いてあるみたいだが、白いシートですっぽり覆われていて中は見えない。 そのビニールシートの中にもぐり込んで研究員がなにか作業をしているのだ。
かなり高度な企業秘密に そんなある日、例の研究室で働いているチャーリーと話す機会があったので、思い切って聞いてみることにした。
隠された実験機器は何なんだい? あそこまでして隠すって事はかなり トップシークレット だと思うんだけど。。 それを聞いたチャーリーは最初何のことかわからないような顔をしていたが、やがてニヤリとしてこう言った。...
あの部屋は雨漏りするんだよ。 おいおい、最新の研究所じゃなかったのか。 ここって?
平日の昼間、Fさんの奥さんがひとりで家にいると、彼女の家のドアをノックする音がする。 思わずドアを開けたところ、そこにはオハイオサイズの黒人のおばちゃんが立っていた。 妙に馴れ馴れしい彼女はどうやら洗剤の訪問販売らしい。 どうやってお引き取り願おうかと考えているFさんに向かって、彼女は 心配しなくてもいいのよ。 これは天然素材から作られたものでとても安全なの。
と勝手に話を進めながら、いきなり...
洗剤を飲み始めたのだ。
呆然としているFさんを尻目に「ほら大丈夫でしょ!」と笑顔でほほえむ彼女を見て、とりあえずここは逆らわない方が良いと判断したFさんはとりあえず話を聞くことにしたのだが、
既におばさんは勝手に土足でキッチンへ向かい やがて彼女は少し汚れたドアノブを見つけると、 この洗剤はすごいのよ。 見ててね。 とFさんに言いながらスポンジにつけて、このドアノブをこすると なんとキレイに汚れが落ちるではないか。
スポンジのおまけまでついて25ドルでいいわよ。 彼女が帰った後、Fさんは不安を振り払うべく早速この洗剤を使ってみた。 あ、ちゃんと汚れが落ちる! ごしごし... まだまだ落ちるわ。 ごしごし... まだまだ.... . . . . . .!?
洗剤なんて使わなくても落ちるじゃない!
後で分かったのはこのスポンジはScotch-Briteという製品で洗剤なしでも汚れが落とせるスグレモノらしい。 値段はスーパーで79セント それでもFさんは例の洗剤を次回あのおばさんが来たときの「魔よけ」として大切に取っているらしい。
こんな仕事のしんどい時期はちょっとした幸せが心に染みたりするんだよね。 なにげなく買ったダイエットペプシのキャップの裏に って書いてあるだけで おおっラッキー!なんて気分になってしまう単純なHaruなのだ。 さっそく会社のカフェテリアにキャップを持っていくと、キャッシャーのおねーさんが 「うちではそういうのは取り扱ってないの」と冷たく言い放った。
いっぱしの社会人のHaruがペプシのキャップだけを握りしめて
というのもまるで小学生みたいで情けないではないか。 しかし財布を車に置いてきた以上今更後へは引けない。 そこでさりげなく渋い声で
と聞くと、高校生のバイトらしい男の子が「はい、できます。」と笑顔で答えてくれた。 心の中でよしっ!ラッキーと叫んだHaruに向かって彼はこう言った。
5セント頂きます。...は? 何それ?
消費税は払っていただくことになっています。
3分後、ペプシのキャップを握りしめたHaruは寂しく会社の仕事に戻って行った。
ダウンロードに時間かかりますけど。
名古屋恐るべし。
P.S. 名古屋関係の方から丁寧な解説を頂きましたので、ここに併記しておきます。
ボローニ? どんなのだろう? わかんないなぁ。
?? ますますわからん?
翌日、デビーがお昼に机まで来てくれて、「はい、これがボローニサンド」と言って渡してくれたのは、ただのハムサンドだった。(ボローニの写真)
詳しく聞いてみると彼らにはボローニとハムとの明快な違いがあるらしい。 彼らの理解では形はどうあれ「ボローニ」はホットドックソーセージの仲間なのである。
ふーんへんなの。と思いながら、「で、どういう綴りなの? そのボローニは」と
次の名前は M.A.Y.E.R ♪ 毎日でも食べたいの。 なぜ? だってオスカーマイヤーは B.O.L.O.G.N.A の美味しさの秘密を知ってるからよ。♪
それを聴いて、周りの数人が「どうした?」と寄ってきた。 デビーが
と言うとみんな同じ歌を歌い出す。
唖然としているHaruを尻目に「ボローニの合唱」が周りで繰り広げられる。 オスカーマイヤーはアメリカで大手のハム・ソーセージ会社なのだが、どうやら このオスカーマイヤーのCMソングで綴りを覚えた世代 らしく、とにかくボローニの綴りはこの歌を歌わないと思い出せないらしい。 ほとんど条件反射みたいなノリだ。 嘘だと思ったら是非周りのアメリカ人に「ボローニ」の綴りを聞いて見て欲しい。 彼らは喜んで歌ってくれるはずだ。 多分。 ちなみに35歳以上の関西人の場合は「パルナスって何」って聞くと同じような条件反射してくれます。 多分。
U先輩が初めて南米のプロジェクトに参加したときのこと。
俺にできることなら、どうぞ。
ふーん 妙にノリがよくて、 特に最初の部分が印象的 な唄なんだ。
大丈夫。 ちょっと歌ってみてくれる?
エッサホイサッサ。♪
オサルノカゴヤダ。 ホイサッサ。♪ 。 。 。 。
一週間ほどそのホテルに滞在した頃、それまで泊まっていたダブルの部屋の他に「デラックス」という 部屋の種類があって、しかも値段はダブルとほとんど同じだということに、気がついた。 早速フロントに問い合わせると、なんでも Haruはなんか凄く得した気分でとりあえず翌朝、今のダブルをチェックアウトして、仕事に行き、夕方に"デラックス"にチェックインした。
しかも最上階にあるから見晴らしもいいし。 これで同じ値段なんてラッキー。 などと思っていた。 とりあえずお約束のベッドでボヨンボヨンをやってから、テレビを付けた時、 Haruは愕然とした。
テレビが遠すぎて、画面が見えない。
なんだか悲しくなってきた。 今日はさっさと寝よう。 しばらく本を読んでいると、だんだん眠くなってきた。
「おやすみなさーい」 。 。 。 。 。
ランプのスイッチが遠すぎて
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