I-75とI-40が交差するKnoxvilleはアメリカ南東部を旅行するなら立ち寄る機会が多い町だ。特に街の西側にある West Town Mallの周辺は賑やかな一帯で、
日本食レストランTomoも2年前に1989年以来営業してきたダウンタウンから、こちらに移転して来たとのことだ。
店内はこぢんまりとした大きさで、テーブルが7卓、座敷が2つ、それにミニカウンターだけの内装だが、席の間隔が広いので狭苦しい感じはしない。ジャズがかかる店内はシンプルな内装で落ち着いた雰囲気だ。
今回はランチでのレビューなので、まずは軽く前菜天ぷら($6.95)を頼んでみる。ところがこの天ぷら、かなりの美味しさである。
使ってる野菜は平凡なアメリカ野菜だが、衣、揚げ方、それに火の通し具合が完璧で、久しぶりの「サクサク」天ぷらだ。 天つゆも市販品のつゆよりも1ランク上の味で、今まで食べた中では中西部で一番美味しい天ぷらかも知れない。
ところがこのお店の寿司、デラックス寿司($17.00)が大はずれなのである。 寿司飯はまったく下味が効いていないおにぎり状態だし、ネタも平凡で量も少ない。これで17ドルは高いぞ。ただウナギだけはサクッと焼けて美味しかったけど
サービスは迅速で快適。アジア系のおねーさんが2人も愛想がよくていい感じだ。
またこのお店で面白いのは金土曜の深夜に営業してることだ。なにしろ午前3時半まで空いているので、飲んだ後の締めにはもちろん、シンシナティからフロリダやアトランタに深夜ドライブする場合の夜食にも最適だ。
ただこの時間に寿司以外のものが食べれるかどうかは不明。