場所はゴールデンゲートパークの南側にある少し寂しい住宅街にあるのだが、この店の周りだけは路上駐車の車で溢れ帰り、駐車する場所を探すだけで一苦労。 お店の前が路面電車の停留所なので、電車で来る方が楽かもしれない。

　サンフランシスコのダウンタウンとロスのビバリーヒルズにも支店があるのだが、このお店が一番カジュアルで 予約も取りやすいらしい。

　ここの名物"Roasted Crab"(時価 $30-35程度)は体長３０センチ近くもあるアラスカまたワシントン州産の蟹を ガーリックバターと黒胡椒でグリルにしたものだ。　蟹はとても新鮮で身もたっぷり入っていて、一人で一杯は少し多いかもしれない。 　蟹好きでなくともガーリックバターにスパイスの効いた美味しさに思わずみんな無口になってしまう。

　しかもこの蟹にはたっぷり蟹味噌がついていて、これがまた美味い。　ビールが進んでしょうがないぞ。

　またもう一つの名物「ガーリックヌードル」は茹ですぎの太めのチャンポン麺みたいなものだが、これがまた クセになる美味しさで、結構量があってもすぐに食べてしまう。　Haruには少し味付けが甘いけども、少し醤油を 垂らすと、これまた美味しい。

　他にもベトナム料理店定番の「生春巻き」や「アスパラスープ」も充分満足のレベル。

　お店はいつも満員で店内は込み合っているけど、サービスは的確で早い。　予約をしてから出かけた方がいいみたい。

　値段はきちんと食べるとやはり一人最低４０ドルぐらいはかかってしまうが、それだけの価値は十分にあるお店だ。　もちろん 日本の蟹とは味わいは違うけれども、有名なフィッシャーマンズワーフで高いだけの蟹を食べるぐらいなら、こちらの方が断然おすすめだ。