この小さなチェーンレストランのバッファローウィングが全米で一番美味しいと評判なのである。実際 Food TVやESPN,また多くの雑誌からいくつもの賞をもらっている。

　お店の雰囲気はカジュアルなアメリカンレストランで、店内には凝った車関係のディスプレイがいっぱいだ。ただテーブルや椅子がちょっとべたついているのもカジュアルレストランだからしょうがないかな？

　さてその噂のバッファローウィング($6.59 Single/Mild)だが確かに美味しい。

　特にソースが他のお店のものとかなり違う。タバスコと塩と油だけで組合せで作る一般的なウィングのソースの味は「辛く、酸っぱく、油っこい」なのだが、 このお店のものはタバスコが控えめな（それでも辛いけど）分、複雑な甘みと旨みが含まれている。

　タマネギを甘く炒めたペーストに赤ワイン、そして醤油が入ったようなソースなのだ。（もちろん実際のレシピは企業秘密だからわからないけど）

　このソースこそが指までしゃぶらせてしまうこのウィングの美味しさなのだ。このソースと軽い油で揚げた身が締まったチキンのコンビは確かに美味い。ちなみに辛さはマイルドでも日本で言う「ピリ辛」。辛さは１５段階選べるからお好みでどうぞ。

　ウィング以外にもこのお店で食べたフィリーステーキサンドイッチ($6.59)も美味しかった。このサンドイッチはフィラデルフィアの名物サンドで塩胡椒をした薄切りの牛肉をサッと炒めた上にとろけたチェダーチーズがたっぷり乗っているもの。

　普通に食べるフィリーステーキサンドはどちらかというとベチャッとしてあんまり好きじゃないけど、ここのは別。　サクサクの牛肉とパンにとろけるチーズの風味と塩味が絶妙に美味しかった。

　このお店、シンシナティにはまだないけれど、コロンバスやデイトンにはあるのでウィングが好きな人には絶対お勧めです。