入って正面が受け付けカウンター、その左右にダイニングルーム、奥左がバーカウンターで、２階にも席があるらしい。ダイニングルームはそれぞれテーブルが６卓入る程度の広さ。

　ここはメインを頼むとスープかサラダどちらか一つに付け合わせの野菜が二つ選べるシステムだが、これらの料理がなかなか侮れない。
　まずマッシュルームスープはコンソメベースのシンプルなものだが、ほんのりとしたバターの香りに、旨みと塩分のバランスが絶妙で思わず無口になってしまう美味しさ。 　またRed Wine vinegerドレッシングのサラダも甘みと酸味に赤ワインの風味が効いていて美味しい。

　付け合わせでのオススメはオニオングリルとアスパラバスのアリオリソース添え。 　特にオニオングリルは単にパルメザンチーズをふったタマネギをオーブンで焼いただけなのに、一口食べると、タマネギの豊かな甘みと上質のシチューのようなコクが口の中に広がる絶品。　これだけをお目当てに食べに来てもいいって感じだ。 　旬のアスパラガスに新鮮なアリオリソースの組合せもこれまた秀逸。いい素材を使ってます。

　ステーキでのオススメはNewYork Strip Chicago Prime Chop (14oz.)($35)。値段は高いが、カリッと焼けた外側とやわらかくてジューシーな内部の味わいが素晴らしい。こんなに美味しい NewYork Stripは初めて。　ただ量が多いので10オンスの方が無難かもしれない。 　フィレミニオン($28.50)も悪くないけど、NY Stripの方がHaruは好み。

　シーフードで美味しかったのはシーバスのグリル($26.95)。　サクッと火を通したチリ産の新鮮なシーバスにマンゴーの甘みが効いたソースが美味しい。　肉はちょっとという人にはオススメ。

　デザートのお薦めはBread Pudding($5.50)。ただシナモンが苦手じゃなければだけど。　あとソノマのグラスワイン Dynamite Cabernet Sauvignon 2001($9.00)も結構美味しかった。

　サービスは快適で迅速、それでいてフレンドリーな典型的アメリカンホスピタリティ。値段は高いけど、その値段分の価値は十分にあるお店だ。あと予約ときちんとした格好はしておいた方がいい。