2003年3月に発生した火災の延焼で長い間、閉店していた松屋は昨年の11月に再オープンしたばかりだ。(そのせいかお店の看板がまったくない)
北ケンタッキーにある2軒の日本食レストランのうち如庵が接待向け高級日本料理店ならば、ここは大衆食堂・居酒屋的お店だ。
店内は明るくて清潔。ちょっと蛍光灯が明るすぎてアメリカの照明に慣れたHaruには少しびっくりだが、雰囲気は悪くない。入って向かいが寿司カウンター(12席程)、左側にテーブル席が7卓程度、そして奥には座敷がある。
金曜日の夜なので少し時間を遅らせて行ったのだが、店内は満席。日本人もアメリカ人も常連さんらしい人で賑わっている。
このお店の一品料理は結構美味しかった。醤油味が効いた竜田揚げ風のゲソの唐揚げ($4.50)や脂ののった鮭かま($4.75)が特に美味しかった。牛タタキ($7.25)もいい感じだ。
ただわさびシュウマイ($5.0)はワサビが効きすぎてるし、たったの4個、これで5ドルは高いぞ。
寿司ディナー($17.95)はネタは中西部的には割と新鮮。ただ寿司飯はややねっちょりした感じで、すし酢があまり効いていない。
マーク丼($17.95)はトロ&サーモン丼でボリュームたっぷり。寿司好きなアメリカ人が喜びそうなメニューだけど、日本人には味が単調で量が多すぎるかも。
海老天巻き($6.25)はいまいち。天ぷらもサクッとしてないし巻きも緩くて解けだしていた。一品料理の海老と野菜の天ぷら($5.75)は割と上手に揚がっていたのになぁ。
日本食なので決して安くはないけれど、居酒屋的な使い方をするならお薦めかも。サービスも早いし快適だ。如庵のように堅苦しくないし値段も高くない。
ただ禁煙の概念はないので、嫌煙家の方にはちょっとキビシイかも。 でも個人的にはまた行きたいお店です。