Kadzie Av.とLawrence通りの交差点の北東にある小さなモールの中にこのKang Nam Restaurantがある。
近くに地下鉄の駅(ブラウン線、Kadzie駅)があるので車がなくてもシカゴのダウンタウンから行くことができる。 お店の横は韓国食材店。
この辺りはお世辞にも品がよい所とは言えないが、韓国系、ポーランド系、アラブ系などのお店が雑然とした並んでいて、多民族都市シカゴらしい活気がある。
さてこのお店のメインは何と言っても「カルビ」($14.95)だ。 ほとんどのお客さんがオーダーする人気メニューで
真っ赤に焼けた木炭を入れた火鉢をテーブルにセットしてから網をのっけると、おばちゃんが手際よくカルビを切ってから焼いてくれる。(ただし2人前以上のオーダーじゃないと目の前では焼いてくれない)
この炭火が香るカルビは柔らかくてジューシー、韓国味噌のサムジャンを乗せてレタスで巻いて食べても、
そのまま食べてもとっても美味しい。 はっきり言ってカルビだけなら★★★★★だ。 一度焼く度におばちゃんが網を変えてくれるのも嬉しい。
他にも薄味だけどそれぞれの具の美味しさが引き立った「石焼きビビンバ($8.95)」やゴマ油が香ばしいシーフードのいっぱい入った「パジョン($9.95)」もお薦め。
少し甘口のプルコギ($14.95)も美味しい。
あとHaru個人的にお薦めなのはカルビの前菜についてくるヤンニョムケジャンと呼ばれるカニの辛子味噌漬けだ。
かなり辛い上に生の蟹肉をすするような料理だが、カニの身の淡泊な甘みと辛子味噌の複雑な旨みが混ざり合っていてお酒が好きな人には堪えられない美味しさだ。
ただこのお店の前菜のキムチやナムルはあんまり美味しくない。 餃子スープのマンドゥクック($6.95)も冷凍食品の餃子が入っていて今ひとつの味だ。
サービスは迅速だが、店員の韓国系のおばちゃんは英語がそれほど上手じゃないので愛想はよくない。 でも片言でいいから韓国語で声をかければ、
優しい笑顔が返ってくる。