ほぼ2年ぶりでこのお店でディナーを食べることになったが、今回はとても美味しかった。
前菜のフォアグラポン酢($4.25)はまろやかながらもキリリとした味付けのポン酢がよかったし、なす揚げ出し($4.95)はしっとりとしたなすに風味のよいダシがよく染みていた。
トヨタ御用達店らしいメニュー、牛タン味噌煮込み($6.50)は柔らかい牛タンにあっさりとした味噌と新鮮な薬味の風味が相まってとても美味しかった。
ただ牛肉わさび添え($9.95)は普通の網焼きの牛肉を大根おろしとわさびで食べるものだが、平凡な味なのに6切れで10ドルもするのは高いかも。
上寿司($27.95)のシャリは程良く固いがフワッと握ってあるので食べやすい。しゃりとネタの間にはわさびがちゃんと入ってくるし、ネタはどれも新鮮で特にウニやハマチ、トロがよかった。
巻きずしの巻加減もよく、お寿司はシンシナティエリアでは一番美味しいのではないだろうか。
店内は落ち着いた雰囲気でBGMの選曲もいいし、アメリカの日本食店にありがちな、意味もなくでかいハッピや浮世絵などが店内にベタベタ這ってないのがいい感じ。
お店に入って右側は禁煙席でその奥に寿司カウンターがある。 左側は喫煙席で間にグループ用の部屋がある。 禁煙席でもこれらの近くだと結構ニオイが漂ってくる。
お店の雰囲気はピリピリとした緊張感が漂っていて、くつろげる雰囲気とは言いにくい。 店員さんの笑顔がほとんどないし、時には威張っているような感じすらして、居心地が悪い。
サービスは早いし迅速だけど、アメリカの高級店で提供される「親切で家庭的なサービス」がほとんど感じられない。
そのせいか味は★★★★★クラスなんだけど、何だか値段の割にお店を出たときの「幸せ度」が低い。 Haruにとっては会社の接待ではぜひ使いたいお店だけど、親しい友達家族と行くのは値段が高いこともあって少し考えてしまうかも知れない。