I TrulliはNYのイタリアンレストランの中でも有名で、さとなお.COMでは10点満点中9点、NY美食倶楽部では4つ星がついているお店だ。
店内は低い天井に薄暗い雰囲気。 決して狭くはないのだが、テーブル数が多くて少し狭苦しい感じ。まあNYだからしょうがないかな?
奥の方の部屋は夏場はテラスとして使っている場所なのだが、天井から雪解け水が落ちてくるテーブルもあった。
ここの料理は南イタリア・ブーリア地方の郷土料理なのだが、もちろん南イタリアなど行ったこともないHaruには
何をオーダーしていいのか見当もつかないので、さとなお氏のお薦め+周りで美味しそうな物を中心に食べてみることにした。
前菜では小ダコを使ったPolipetti($14)と「お薦め前菜」と言う意味の"Antipasto Casa"($12)がいきなり美味しかった。
ポリペッティは柔らかくボイルされた小ダコにあっさりとマリネされたタマネギとオレンジの付け合わせ。 プリプリしたタコに軽い酸味の効いた味付けがGood. 人気メニューらしく周りのお客さんの多くがこれをオーダーしていた。
Antipasto Casa(写真左)は生ハム、パテ、焼き野菜、チーズの盛り合わせだが特にラタティユ風の茄子が美味しい。 これだけでワインが進んでしょうがない。
もちろん他のハムやチーズも文句無し。
パスタはさとなお氏絶賛のOrecchiette($19)。 耳たぶ型の手打ちパスタにローストした兎肉をトマトソースで食べる料理。
ささみのようにあっさりした兎肉にもちもちしたパスタ、酸味の効いたソースの組合せが美味しい。 ただお酒を飲まない人には少し塩っ辛いかも。
メインの仔牛肉のグリル"Vittello"($34)(写真左)は表面がパリッと仕上がった仔牛肉の肉本来の旨みと付け合わせの焼き野菜の甘みがとっても美味しい。
実はこの料理食べきれなくてお持ち帰りで翌朝冷えたのを食べたんだけどそれでもあいかわらず美味しかった。
デザートのジェラート&フルーツ($9)はちょっとアメリカ人好みの甘さだけど、あっさりとしたフルーツと食べるといいバランスだった。
今回の料理のお供はさとなお氏お薦めのプーリア地方の赤"IL FALCONE"($38)。 あっさりしていて
飲みやすいのに決して水っぽくないバランスの取れたワインで料理との相性は抜群だった。
サービスも丁寧でしかも迅速。 配膳のタイミングも完璧。 すごい人気店なので予約はした方がいい。 服装はジャケットなどのセミフォーマルが無難。
ただ美味しいけど値段は決して安くはないです。 でもその価値は十分にあるお店だと思う。
あとお店の向かいが姉妹店のワインショップVINOになっていて、I Trulliで飲めるワインを安くで買うことができる。 "IL FALCONE"は$24だったので
自分用お土産に即ゲットしちゃいました。