実はHaruにとってニューオリンズは初めてではなく2度目の訪問である。
まだ辛晩を始める前、2000年の夏に寝る時間も惜しんで(笑)食べ歩いたこの街で、一番美味しかったレストランが、ここGumbo Shopである。
ニューオリンズ料理と言えば、スパイシーなケジャン料理とフレンチ風に生クリームをたっぷり使ったクレオールの2種類があるが、このお店の料理はどちらもハイレベルだ。
1920年開業のこのレストランは細長い通路兼待合い室とメインダイニングルームに分かれている。他にも部屋はありそうだが、行ったことがないので不明。
メインダイニングはそんなに広くなく、そこに20卓ほどのテーブルが置かれているので、アメリカ的にはやや狭い。だた高い天井と大きな窓から見える中庭と表通りのおかげであまり窮屈な感じはしない。
ケジャン料理といえばガンボスープだが、このお店のSeafood Gumbo Soup($6.99)は他のお店のそれとは全くの別料理である。
普通のガンボスープは野菜とスパイシーなソーセージをラードで炒めた具をベースにしたオクラスープで、時には脂ぎったラードが臭ったり、胸焼けしてしまうような料理だが、
ここのガンボは海の幸のエキスがたっぷりと溶け出したスープに、新鮮でプリプリのシーフード、そのスープをたっぷり吸ったライス、ほんのり甘いオクラのとろみが一つに溶け合って極上の美味しさなのだ。
もう一つ、スープでクレオールがお好みなら、Oyster & Artichoke Soup($3.99 cup)もお勧め。クリームソースに溶け出した牡蠣のうまみがクセになる。本日のスープに時々登場。
ケジャンのもう一つの定番Jambalaya ($8.99)も美味しい。日本のチャーハンよりもベチャッとした感じだが
絶妙の塩&スパイス加減とプリプリのソーセージが美味しい。あっさりした地ビールAbitaとの相性もばっちりだ。
ニューオリンズ名物のクレオール Crawfish Etouffee ($13.99)もオススメ。香味野菜とザリガニを煮込んだクリームスープだが、ザリガニの風味をどう感じるかで好みが分かれるところかな。
サービスはフレンドリーで迅速。客層もよく、値段も観光地とは思えないほどリーズナブル。
ニューオリンズに行くなら超おススメのお店なのである。