歴史的な建物が残るグランデール地区の中心部に位置しているGrand Finaleはサンデーブランチとデザートで有名なお店だ。
インディアナのWhiskey's Family Restaurantと同じオーナーが経営している。
100年前の木造家屋を利用したお店の店内はアメリカ人が好きな薄暗いアンティークな内装で、ゆっくりとディナーを楽しむにはいい雰囲気。
でもお店の広さはアメリカ的には狭く、しかも天井が低いので少し窮屈な感じがした。
付け合わせのパンは平凡だが、スープはオニオンスープ($4.95)、今日のスープだったクラムチャウダー($3.95)共になかなか美味しい。
サラダはいかにも今冷蔵庫から出してきたばかりという冷たさ。 せっかくドレッシングが美味しいのに、量も少なく残念。
サービスのウェイターは丁寧なのだが、フレンドリーな感じはしない。 せっかくのいい雰囲気の店なのに彼が黙って料理を持ってくると
何だが場が盛り下がってしまう感じだ。 サービスそのものも最低限という感じで、期待していた有名店のそれとは全然違う。
このお店のデザートと並ぶ名物「ほうれん草のクレープ($9.95)は熱々の出来たてに新鮮なほうれん草がたっぷり入っていて美味しい。
ちょっと塩多めなので、お酒がある方があうかも知れない。
ところがメインディシュに頼んだフィレミニオンステーキ(6 oz. $19.95)が最悪。 いつものようにレアを頼んだのだが、もともとの肉が既にバサバサの上に
中はまだ冷蔵庫温度。 カリッとした表面の美味しさもじっくりとした肉汁の味わいもない。
ずっと前から冷蔵庫に保存しているフィレ肉をいきなりフライパンで出したらこんな感じだろう。
残念ながら美味しいステーキをお客さんに食べてもらおうという意気込みが全く感じられなかった。
盛りつけもただ白い皿に肉がコロンと載ってるだけ。 最初は何かの間違いかと思ったぞ。
噂のデザートも食べたかったんだけど、ちょっともうその気が起こらなかった。 きっとランチでスープにクレープ、そしてデザートってのが
無難な選択なのだろう。 デザートで有名なお店=メインは頼んじゃダメってことなのかなぁ?