Ginko Leafはブルックリンの賑やかな商業地の中にある。 地下鉄Q線の7th Ave駅が最寄り駅。
この日本料理店はもともと和の小物屋さんで、やがて奥で、日本茶の喫茶サービスを始めるようになり、
それが好評でとうとう日本料理店にしたというお店だ。 ちなみにGINKOは「銀杏(ぎんなん)」のことである。
そういう経緯だからか、ここのお茶は気合いが入っている。 鉄瓶でしっかり入れた玉露($4)はさすがただのお茶とは違って
美味しい。(しかもサービスしていただいてありがとうございます)。
寿司はかなり美味しい。 特に鯖とトロは絶品の美味しさ。 アメリカには珍しくちゃんとわさびが寿司に
入っているし、寿司飯もしっかり下味が付いている。 ただ一人前($27)はやっぱりNY相場で高いなぁ。
前菜で頼んだ「信田巻」($5)は油揚げとかぶにダシが効いていて美味しい。 なす田楽($6.5)はちょっと脂ぎっている上に塩分が乏しい。
ただどちらも分量から考えるとHaruにはちょっと高い感じ。
このお店は味はいいのだが、料理以外の点ではあんまり快適ではなかった。
まず流れている音楽がバイオリン不協和音系の現代音楽で、音量も大きい。 アートな雰囲気を出したいのかも知れないが、耳障りでうるさい。
さらにオーナーらしき人がお店の真ん中に陣取って、お客さんや店員をジロジロみているのも気になる。 サービスがテキパキしている
ウェイトレスのおねーさん達も緊張気味で、その雰囲気がこちらにも伝わってきてしまう。 また料理が美味しいのに使っている皿類がプラステックの安物ばかりなのも、ちょっとがっかりだ。
と言うわけで料理は4つ星クラスなんだけど、全体では3つ星。 お寿司やお味噌汁が美味しかっただけに残念なお店だ。