セントルイスの Euclid地区はオシャレなカフェやショップ並ぶエリアで、観光客だけでなく地元の人にも人気があるところらしい。
Euclid地区のはずれにあるDressel'sは1979年のオープン以来ずっと同じオーナーが経営しているクラッシック&ジャズバーで、店内はクラッシックの大作曲家とジャズメン達の写真や肖像画で埋め尽くされている。
フロアの真ん中にはバーカウンターがあり、それを取り囲むようにテーブル席が15席ほど並んでいる。確認はしていないが地下と2Fにもフロアがあるようだった。
ここで出されるビールと料理はイギリスのウェールズ地方のもの。アメリカでアイリッシュバーは珍しくないが、ウェーリッシュ料理は初めてだ。
ここでまず食べたクラムチャウダー($4.0)がいきなりおいしい!
クリームとチーズ控えめ、アサリがたっぷり入ったこのクラムチャウダーは塩味もちょうどよくて、ホントに美味しい。
ボストンやサンフランシスコで食べたポタージュスープに味の抜けたアサリがちょこっと入ったものとは全然違うのだ。
Today's Soup($3.0)はキャベツと豚肉のスープだが、野菜と豚肉の旨みが抜群でこれまた美味しい。
またフィッシュアンドチップス($11.0)も文句なしの美味しさ。
サクッと揚がったタラのフライは冷凍の臭みもなく、フワフワだし、付け合わせのフライドポテトは、作りたて&揚げたての美味しさ。もちろん使っている油もいい。 これに特製のタルタルソースが付いてくるのだが、これが最高に美味いのである。
ただ、これがウェールズ料理の特徴かも知れないが、スープもタルタルソースも独特の薬味の香りがするのである。 この薬味は中華料理で使われる「八角」にちょっと似ている感じ。
この薬味がウェールズの地ビールととてもよく合うのだが、好みが分かれる味付けかも知れない。
サービスは気さくで素早く、それでいて親切。
しゃれた内装といい音楽、うまいビールと料理に、気持ちのいいサービスと、もう言うことなしのお店だった。
今度はぜひ夜に、お腹を空かして行きたいなぁ。