セントルイスで有名なシーフードレストランで、もちろん要予約。予約をしててもしばらく待たされるほどの有名店だ。オシャレな内装とスタイリッシュなスタッフがテキパキと働いていて雰囲気は最高だ。
最初に出される温かいパン類がとっても美味しい。薄いピザの生地をパリパリに焼いたものとチーズデップの組合せが美味い。これにワインがあればとっても幸せな気分。
またマフィンとビスケットも、お腹がふくれるからあまり食べたくないけどつい食べてしまう美味しさだ。
Almond Fried Calamari($6.95):カラマリフライはフワフワと揚げたイカリングを酸味の効いたアーモンド風味のクリームソースで食べるもの。赤ピーマンとアサツキの入ったソースがめちゃくちゃ美味しい。
こんな美味しいカラマリフライは生まれて初めて。もちろん白ワインがあれば更に幸せ。こんなソースが作れるようになりたいなぁ
Shell Fish Blow-out($18.95)はアメリカ版刺身の盛り合わせ。半生のロブスターテール、海老、アサリ、ムール貝、クローフィシュと生の牡蠣が氷の上に盛りつけられているもの。
こっそりとポン酢まで持参していたのだが、結果は期待はずれ。西海岸産の牡蠣をのぞいて、鮮度が悪く量も少ない。
だが、幸せだったのはここまで、この後の料理はどれも今ひとつで、特にスープは「作り間違えたんじゃない」と言うほどの不味いものだった。
Cornmeal Encrusted Snapper($14.95)はタイの身をほぐした物をトウモロコシの粉でまとめて竹の皮で包んでスチームした手の込んだもの。これをトマトソースで食べるのだが、とにかく味がない。
ソースにもメインにも塩分が全く効いていないので、タイやトマトの風味が全くたたない。コーンスターチが多すぎるのか、不気味にグニョグニョした食感。まるで味のしなくなったチューインガムをひたすら食べてる感じだ。
パンプキンスープ($8.95)は生っぽいカボチャとタマネギのスープにスパイスが一杯入っているんだけど、塩分がゼロ。甘くて美味しいスープを期待したのだがこれは違うだろう。
食べてるウチに気分が悪くなってくるぐらい不味い。こんなに不味い料理はボストンの「ひぐま」というラーメン屋で食べたウスターソース入りラーメン以来だぞ。
お店の雰囲気やサービスから考えると値段もそんなに高くない感じ。ただメイン料理があれほど悲惨だとやっぱりこの星の数になってしまうのは残念。あとで考えてみれば周りのお客さん、みんなステーキばっかり食べたような気がする。
それでもここのパンとカラマリフライだけは★★★★★だ。